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今のサーバーからエックスサーバーへ引っ越すときは、「移転前の確認 → 申し込み → ドメイン設定 → サイトの移行 → メール設定 → ネームサーバーの変更 → 完了」の7つのステップで進めます。WordPress のサイトなら、サーバーパネルの「WordPress簡単移行」で記事や画像をまとめて移せます。

大事なのは順番です。サイトとメールの準備を先に済ませ、ネームサーバーの変更は最後にします。こうすると、移転の作業中も今のサイトは表示されたままです。この記事では、エックスサーバーの「サーバー移転」の手順ページと「WordPress簡単移行」のマニュアル(2026年10月30日に確認)から、迷いやすいところを順番にまとめました。

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移転の全体の流れ

公式の手順ページは、サーバー移転を次の7つに分けています。

ステップ やること どこで行うか
1 移転前の確認(契約期限・移す内容・ネームサーバーの変え方) 今のサーバー・ドメイン管理会社
2 エックスサーバーの申し込み エックスサーバーの申込フォーム
3 ドメイン設定 サーバーパネル
4 Webサイトの移行(SSL・動作確認も) サーバーパネル
5 メールアカウントの設定 サーバーパネル・メールソフト
6 ネームサーバー(DNS)の変更 ドメイン管理会社
7 移転完了の確認 ブラウザ・メールソフト

かかる時間の目安は、公式では「移転前の事前作業を行う時間」に「ネームサーバーの変更にかかる時間(約1日程度)」を足したものと案内されています。

ステップ1:始める前に確かめる3つのこと

今のサーバーの契約期限

サイトの表示やメールを止めずに移すには、移転が終わるまで今のサーバーの契約を続けたまま作業します。公式では、移転元の契約に1ヶ月以上の余裕がある状態で始めることをすすめています。期限が近いときは、先に今のサーバーの更新を考えておきます。

何を移すか

サイトとメールの両方を使っているのか、どちらか片方だけなのかで、やる作業が変わります。サイトだけならステップ5は不要、メールだけならステップ4は不要です。

ネームサーバーの変え方

移転は、最後にドメインのネームサーバーを変えることで完了します。ネームサーバーを変えるのはドメインを管理している会社の画面です。今のドメイン管理会社で、どこから変更できるかを先に確かめておきます。

ドメイン移管とサーバー移転のちがい

よく一緒に語られますが、別の手続きです。

サーバー移転 ドメイン移管
変わるもの サイトやメールを置くサーバー ドメインの契約・更新を管理する会社
かかる時間 事前作業+ネームサーバーの反映(約1日) 7〜10日程度
エックスサーバーでの扱い サーバーだけの移転もできる 必要なときに行う

エックスサーバーでは、ドメインは今の会社のまま、サーバーだけを移すこともできます。公式がドメイン移管を考えるよう案内しているのは、次のような場合です。

  • 今のドメイン管理会社でネームサーバーを変更できない
  • サーバーとドメインの契約をまとめて管理したい

ドメイン移管は、サーバー移転の前でも後でも手続きできます。ただし移管の申請中はネームサーバーを変更できません。そのため、ドメインの期限に余裕があれば、サーバー移転を先に済ませるのがすすめとされています。反対に、ネームサーバーを変えられないときや、ドメインの期限に余裕がないときは、ドメイン移管から始めます。移管は基本的に、ドメインの期限に1ヶ月以上の余裕があるときに申し込みます。

また、条件を満たしていれば「独自ドメイン永久無料特典」を使ってドメイン移管ができます。特典の条件はプランや契約期間で変わるので、マニュアル「独自ドメイン永久無料特典」で確かめてください。

ステップ2:申し込みは「クイックスタートなし」で

申込フォームからサーバーを申し込むと、10日間の無料お試し期間が始まります。期限までに料金を払うと本契約です。

ここで気をつけたいのが、サーバー移転では「WordPressクイックスタート」を使わずに申し込むことです。クイックスタートは、新しくブログを始める人向けに、ドメインの取得と WordPress の設置を一度に済ませる申し込み方です。移転では今のサイトを持ってくるので、通常の申し込みを選びます。

お試し期間中にできること
Webサイト データのアップロードや動作確認ができる
メール 設定できない(本契約のあとで設定)

メールも移す人は、お試しの途中で料金を払って本契約にしてから、ステップ5に進みます。

ステップ3:ドメイン設定

サーバーパネルの「ドメイン設定」で、移したいドメイン名を追加します。追加すると、そのドメイン名のフォルダがサーバーにでき、必要な設定ができる状態になります。

公式によると、ドメイン設定を追加してもネームサーバーは切り替わりません。今のサイトやメールに影響は出ないので、安心して先に済ませられます。なお、ドメイン設定はドメイン移管の手続きではありません。

ステップ4:WordPress簡単移行でサイトを移す

WordPress のサイトなら、サーバーパネルの「WordPress簡単移行」でデータを移せます。

使えるサイトの条件

項目 条件
WordPress のバージョン 4.2〜7.1
PHP のバージョン 7.2以上
エラーになる例 マルチサイト機能を使っている/データベースが2GBを超える/WordPress.com からの移行 など

使えないときは、マニュアル「WordPressの移転について(手動移行)」の方法で移します。

移るものと移らないもの

移るもの 移らないもの
/wp-content のデータ(画像・プラグイン・テーマ) 移転元の「.htaccess」ファイル
データベースの中身(記事・各種設定) バックアップ系プラグインが作ったデータ
/wp-content 以外に置いたデータやプラグインの設定
WordPress 本体の構造を変えている部分

公式では、カスタマイズ・セキュリティ・キャッシュ関連のプラグインは「移らないもの」に当たる場合があると案内されています。こうしたプラグインを使っている人は、移行のあとに設定を見直します。また、WordPress のマイナーバージョンは最新に更新されます。

移行の手順

  1. サーバーパネルの「WordPress簡単移行」→「WordPressを移行」
  2. 移行元のURL、移行元のログイン用ユーザー名とパスワード、移行先のURL(ドメイン設定で追加したドメイン)を入れて「移行する」
  3. 移行が終わったら「確認しました」を押す
  4. 一覧の「開く」から移行先の管理画面に入る(ログインは移行元と同じユーザー名とパスワード)

移行元のURLで「https」を選ぶと、移行先も https で始まるURLになります。移行の途中ではキャンセルできませんが、画面を閉じても処理は続きます。移行中は移行元の WordPress に「XServer Migrator」というプラグインが入り、正常に終われば自動で消えます。

いくつものサイトを続けて移すときは、「ログイン試行回数制限」がオンのままだとエラーになります。30分以上あけてから実行するか、設定をオフにして実行します。

SSL と動作確認

https のサイトを移すときは、SSL も先に設定します。無料独自SSLを使う場合は、サーバーパネルで追加し、移転元で「Web認証」か「DNS認証」を行います。

ネームサーバーを変える前に表示を確かめるには、WordPress の場合、パソコンの hosts ファイルを編集する方法を使います(くわしくはマニュアル「動作確認について」)。

自分で作業するのが不安な人向けに、エンジニアが作業を代わりに行う「サーバー移転代行」(有料のオプション)もあります。料金は公式のオプションのページで確かめてください。

ステップ5:メールは新旧どちらでも受け取れるように

メールを使っている人は、サーバーパネルでメールアカウントを追加し、メールソフトにも設定します。ここで2つ大事なことがあります。

  • 過去の受信メールはエックスサーバーへ引き継げません。パソコンのメールソフトなどで、先にバックアップをとっておきます
  • メールソフトでは、今の設定を上書きせず、アカウントを追加する形で設定します。切り替えの間も新旧どちらでも受け取れるので、メールの取りこぼしを防げます

ステップ6:最後にネームサーバーを変える

ステップ1〜5が終わっているのを確かめてから、ネームサーバーを変えます。これで、サイトとメールの行き先が今のサーバーからエックスサーバーに切り替わります。

ドメインの契約先 変える場所
エックスサーバーで契約中 XServerアカウントのドメインメニュー(適用先は「XServerレンタルサーバー」)
ほかの会社で契約中 その会社の管理画面で、下のネームサーバーに変更

エックスサーバーのネームサーバーは ns1.xserver.jp〜ns5.xserver.jp の5つです。管理会社によって設定できる数が違いますが、「ネームサーバー1」から順に、入れられる数だけ入れれば問題ないと案内されています。一部の古い契約では情報が違う場合があるので、サーバーパネルの「サーバー情報」で確かめてください。

変更してから反映するまでは数時間〜最大24時間程度です。その間は、サイトやメールが新旧どちらのサーバーにつながるか予測できません。公式では、サイトやメールを使う人が少ない時間帯に変え、丸一日ほど様子を見るようすすめています。

ステップ7:確認できたら今のサーバーを解約

ネームサーバーが反映したら、サイトの表示とメールの送受信を確かめます。問題なく動けば移転は完了です。今のサーバーがいらなくなれば、解約して大丈夫です。

記事を開いて404になるときは、WordPress の管理画面でパーマリンク設定をし直すよう、公式マニュアルで案内されています。

よくある質問

Q. 移転のあいだ、サイトは止まりますか?
A. 今のサーバーの契約を続けたまま進め、ネームサーバーを最後に変えれば、作業中も今のサイトは表示されます。ネームサーバーの反映中(数時間〜最大24時間程度)は、新旧どちらにつながるか決まりません。

Q. お試し期間のうちに移転できますか?
A. サイトのデータのアップロードや動作確認はお試し期間中にできます。メールの設定は本契約のあとです。

Q. ドメインもエックスサーバーに移さないといけませんか?
A. サーバーだけの移転もできます。今の管理会社でネームサーバーを変えられれば、ドメインはそのままで大丈夫です。

Q. WordPress のユーザー名やパスワードは変わりますか?
A. WordPress簡単移行のあとも、移行元で使っていたユーザー名とパスワードで管理画面に入れます。

Q. 困ったときはどこに聞けますか?
A. 公式の案内では、メールは24時間365日、電話とチャットは平日10:00〜18:00に受け付けています。

まとめ

  • 移転は7ステップ。ネームサーバーの変更は最後
  • 今のサーバーの契約は、移転が終わるまで続ける(1ヶ月以上の余裕がすすめ)
  • 申し込みは「WordPressクイックスタート」を使わない通常の申し込み
  • WordPress は「WordPress簡単移行」で記事・画像・テーマ・プラグインを移せる(.htaccess などは移らない)
  • 過去のメールは引き継げないので、先にバックアップ
  • ドメイン移管は別の手続き。申請中はネームサーバーを変えられない

10日間のお試し期間のうちに、サイトを移して表示まで確かめられます。まずは申し込んで、ドメイン設定から始めてみてください。

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※内容は2026年10月30日にエックスサーバーの公式サイトで確認したものです。最新の手順や条件は公式サイトでご確認ください。